確定申告(住宅ローン控除)に必要な登記事項証明書のオンライン取得申請手順

2020年1月28日

住宅を購入し、住宅ローン控除を受けるためには、確定申告を行う必要がありますが、必要書類として「登記事項証明書」があります。

登記事項証明書は法務局に行けば取得できますが、忙しい方はなかなか平日昼間に窓口にいけません。私もそうです・・・。
というわけで、オンラインでの申請に挑戦してみました。30分もあれば誰でも簡単に行うことが出来ます。ぜひ挑戦してみてください。

2020年時点のキャプチャになります。

前提

・オンラインでの受付時間は平日の8時半~21時です。
・手数料は、1件500円(窓口申請だと600円なので、オトクです)
・手続き完了後、郵送で送付されます。速達も別料金で可。
  普通郵便でも市内発送ですぐ届きました。
・インターネットバンキング環境を推奨。
 対応ATMでも送金できますが、足を運ぶ手間が増えます。

手順

登記・供託オンライン申請システム より以下の手順で申請します。

①申請者情報登録
②「かんたん証明書請求」にログインし、申請
③受付後、手数料を納付
④郵送受け取り

①申請者情報登録

まずは、利用者情報の登録です。
過去にこのシステムを利用したことのある方は不要です。
申請者情報登録も受付時間内に実施しなくてはいけません。

申請者情報登録をクリック

必要事項を入力していきます。
この登録氏名・住所が資料の送付先になりますので、間違えないように記載します。

その後、認証コードがメールで届くので、登録します。

②「かんたん証明書請求」にログインし、申請

トップページから、「かんたん証明書請求」をクリックします。

ログインします。

証明書請求メニューから「登記事項証明書(土地・建物)」を選択します。

取り寄せる資料の対象物件(土地・建物)を選択します。
建物と土地は別です。
私は、「オンライン物件検索を使う」から検索しましたが、住宅購入時の書類から物件番号などがわかる場合は、右側の「物件情報を直接入力する」を選択した方が早くて確実かもしれません。

オンライン物件検索では、資料がほしい対象の土地・建物をすべて選択し、「確定」します。

次の画面では、請求する資料の種類などを選択します。確定申告で使う場合は以下の通り選択します。

物件情報の記載内容を確認し、必要な証明書の種類は「登記事項証明書」、請求の対象は「全部事項」、共同担保目録は「全部事項」、信託目録は「全部事項」を選択します。通数は、確定申告のみにでしたら1通あればOKです。確認し、「次へ」進みます。

次の画面では、郵送先などを確認します。
標準では、郵送種別は「普通」…普通郵便のこと、速達区分は(指定なし)となっています。私の場合、急いでもいませんし送金手続きの2日後には自宅ポストに投函されていましたが、対面受け取りや急ぎの場合は、変更してもいいかも知れません。ただし追加手数料が発生します。
申請者情報登録時に登録した住所・名前などが自動的に記載されていますので、間違いや変更が無ければそのまま「次へ」を選択します。

申請内容を再度確認し、間違いなければ「確定」します。

手数料電子納付に関する情報を確認します。
カタカナ氏名が表示されていますので、そのまま「確定」します。

請求データを送信します。「送信実行」をクリック。

送信が行われると、次の画面になります。
「処理状況を確認する」をクリックします。

処理状況と、納付ボタンを確認します。
20時ころの申請であったため、受付は翌日になり、納付もその後です。
受付状況は「到着・受付待ち」、納付ボタンは未表示です。

③受付後、手数料を納付

翌日の夜、再度ログインすると、処理状況は「処理中」、納付状況が「未納付」となり、「納付」ボタンが表示されていました。「納付」ボタンから、手数料納付に進みます。

オンラインバンキングができる口座を持っている場合、電子納付が便利です。
「電子納付」をクリックすると、お手持ちの銀行などへのログインへ進みますので、画面に従い納付を済ませます。
ATMなどからも以下の画面の情報を控えることで納付可能なようです。

私の場合、電子納付を済ませたら、納付状況が即「納付済み」となりました。

以上で、申請手続きは終わりです。

④郵送受け取り

私の場合、二日後に自宅ポストへ書類が投函されていました。

以上のように窓口へ行かなくても自宅から申請が可能です。
21時までという受付時間がやや不便に思いますが、平日日中に法務局へ出向くことを考えれば、簡単なものです。

しかし、これは確定申告に向けた書類を準備しただけ・・・
確定申告もe-Tax(電子申請)で挑戦してみようと思います。