インバーターで停電を乗り切る!防災用に非常電源の確保
台風、地震などの2次的な影響で、停電が続いてしまうことがあります。
電気が使えないと、テレビなどから情報が収集できない事や、携帯電話の充電、照明の確保、ガスは使えても給湯器が使えない!などという問題が出てきます。
発電機を持っている家庭は少ないと思いますが、インバーター+バッテリー+充電器 を用意しておくことで、少ない初期投資で停電対策ができるというわけです。
是非停電対策用品として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん駐車場のないマンション住まいの方でも電源として使えます。
●「インバーター」とは?
本来は、自動車内で家電(パソコン、ビデオカメラの充電)を使うことを目的として販売されています。
自動車の12V電源(直流)を、家庭用の100V(交流)に変換するものです。
シガープラグと、コンセントの差込口があります。
●準備するもの
*自動車用12Vバッテリー
新品を購入するのが理想。
ガソリンスタンドなどから廃棄バッテリーを譲っていただいても良いが、本当に使えないものもあるので注意。マイカーのバッテリー交換時に処分せずに引き取ってくるのも良い。
サイズの大きいものは容量も大きいが、重たく場所をとる。
まずは、安価な軽自動車用バッテリーを置いておくと、安価で携帯性も優れる。
小さくて容量ランクの大きい以下のバッテリーがオススメ。
*充電器
いざというときのために、バッテリーは定期的に充電しておく。
自動車用バッテリーも自然と放電してしまうため、1~2ヶ月に1回くらいは充電してあげると良い。
充電器によっては、パルス充電機能などでメンテナンス(性能復活)してくれるものがある。
下に紹介するものは、全自動でパルス充電を行ってくれるもので非常に便利。愛車の定期メンテナンスにもお勧め。
(充電は水素ガスが発生する為、必ず風通しのいい場所で行う)
*インバーター
目的に応じて容量を選ぶ。
150W程度あれば、液晶テレビ、照明、ガス給湯器、携帯電話の充電くらいはできるはず。
(同時に使う場合は合計のW数に注意)
*バッテリークリップ
インバーターはシガープラグになっていることが多い為、バッテリー端子にクリップ接続を行い、変換してあげる。そうすることでバッテリーと接続出来る。
●使い方
バッテリー端子に、バッテリークリップを接続。
バッテリークリップにインバーターのシガーソケットを差し込み、使いたい家電をつなげる。
あとは、電源を入れればOK。非常にシンプルだ。
卓上照明などがあれば、明かりをとることが出来る。
LEDの卓上照明であれば、軽自動車のバッテリーでも数時間は使うことが出来た。
使用を続け、バッテリーの電圧が落ちてくると家電が動かなくなる。
使うものの消費電力やバッテリーの状態で時間はまちまち…だが、使えるか使えないかは気持ち的にも大きい差が出ると思う。
携帯電話充電の例
携帯電話やスマホは、複数台同時に充電することも可能。もちろん満充電できる。
ガス給湯器の例
ガス給湯器本体から、100Vコンセントが出ているはず。それをインバーターに接続すると、リモコンが表示され、お湯が使えるようになる。
停電時は、お湯が出るだけで安心する。もちろんバッテリーが最後まで持てばお風呂も入れることが出来る!(切れると途中から冷たい水に・・・・)
複数セット用意しておけば、複数の場所で家電を使うことが出来る。
備考
本来、インバーターは自動車のエンジンを掛けた状態を想定して作られているため、バッテリー単体ではやや電圧が低めである。
W数の少ないものであれば、負荷が少ないため問題なく動くことがあるが、稀に電圧不足で動かない場合もある。停電を想定し、使いたいものが事前に動くか?を見ておくといい。
電圧が安定しないため、医療機器などに使うのも危ないためNG。
(本当は一番使いたいでしょうけど・・・)
駐車場が近い場合、マイカーを電源として使用することも可能。
その場合は、シガープラグを車に差し込み、必ずエンジンを掛ける。
エンジンを掛けないと、バッテリーが上がり車にも乗れなくなるかもしれない(^^ゞ
※車の盗難などにも注意が必要である。
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