eKスポーツ 4速AT シフト・変速ショック修理(ソレノイドバルブ交換)
後輩に譲った、元、自分のマイカーが変速ショックのため修理となりました(笑)
H82W eKスポーツのターボ(R) 2WD ほぼ初期型です。
走行距離約9万キロ。
症状は、P(N)から、DやRに変速したときのショック、1⇒2速の変速ショックです。
シフト時は、やや遅れてドンッ!っとつながる感じでした。
温まると症状はあまり出ません。急に最近症状が出たようです。
温まると出にくい、冷態時は症状復活するということで、電磁バルブ類(温度で磁気が弱くなる?)が疑わしいと思ったことと、ネットで症例を検索してみると、ソレノイドバルブ交換で治った例も多くヒットしたため交換してみることにしました。
ちなみに、ATFは2年ごと定期的に交換していましたし、交換して1年弱なので劣化などは疑っていません。
まずは、ATFを抜きます。オイルパンのドレンから。
ATFもきれいな色しています。
AT上部のコネクタを外して、車両下部に垂らしておきます。
オイルパンを外します。固着はひどくなく、軽くプラハンで叩くと簡単に取れました。
ガスケットの残りもほぼありません。
オイルフィルタを取り外し、バルブボディを取り外します。
先に配線の貫通部をミッションがわへ押し込みます。ツメ2か所で固定されています。
バルブボディは、赤丸のネジを外せば取り外せますが、ネジの長さが違うため、覚えておく必要があります。
外れました。埃など厳禁ですね。。注意が必要です。
リコールもしっかり実施済みでした。
赤丸のネジを取り外し、ソレノイドバルブを交換します。
ゴムパッキンも残りがないか?新品がついているかを確認します。
似た形状が3個ありますが、配線の色をよく覚えて同じ位置につけます。
ソレノイドバルブの締め付けトルクは4.9Nm±1.0 アース部のみ2.0Nm±0.5
本体側にOリングを取り付けます。取り外したときにバルブボディ側に付着していたので2重にならないように注意です。
あとは、バルブボディを元あった位置に戻します。
配線のOリングも忘れずに交換しておきます。
(手がベトベトで写真割愛させていただきます)
抜けやすい棒を差し込み、パーキングコントロールレバーの位置を合わせておきます。
バルブボディの締め付けトルク11Nm±1
オイルフィルタを忘れずに。
オイルパンと内部のマグネットを清掃し、新品のガスケットを載せATに取付ます。
オイルパンの締め付けトルク11Nm±1.0
コネクタを接続し、レベルゲージから新品ATFを給油します。
おおよそ3.5L入りました。先の長い漏斗が便利です。
その後、ゲージでだいたい油面があっていることを確認し(エンジン始動、P→2レンジを一巡してから、Nレンジ)、ATFの温度が80度付近になるまでドライブ。外気温25度程度で15分ほど走行しました。
最後、もう一度レベルゲージで適正量かを確認し、下回りの漏れなどもないことを確認し終了です。
ちなみに、症状は冷態でも出ず、完治。
半年前に自分が手放した時も特に気になってはいませんでしたが、はるかにシフトがスムーズです(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません