富士通エアコンAS22HPB-H(AO22HPB)の室外機基盤修理??清掃

2015年3月29日

 

「富士通 エアコン タイマー 点滅」などのキーワードで検索してこられる方が多くいらっしゃいますが、
簡単に言えば故障です。以下はDIY修理できた一例を挙げますが、修理の場合部品交換となる可能性が高いです。
まずは購入店舗などに連絡し、修理見積もりをお勧めいたします。

去年の夏のある日,突然実家に取り付けてあるエアコンの冷房が利かなくなった。
室外機をみるとファンが回っていない様子。機種はAS22HPB-H
室外機はAO22HPBエアコン室内機は,タイマーランプが点滅。ネットで検索してみると,室内機と室外機との通信異常。またこの時代の富士通のエアコンは室外機の基盤故障が多いそうだ。まあ,壊れてしまったものはしょうがない。取り付けて10年経って当然保障も切れている。

とは言え今年も暑い日は来るだろうし・・・でも,年に数度の為にエアコンを買うのはもったいない。

基板上のコンデンサが膨れて機能しなくなっているとの記事も読んだので,
コンデンサ交換くらいなら・・・と思い修理に挑戦してみることとした。
(ちなみにガスが入っていることは確認済み。)

マネする方は,大容量コンデンサの威力を知った上でお願いします。
前日からコンセントは抜いておいてくださいね。
※自己責任でお願いします。感電,火災,火傷,凍傷など,エアコン整備には危険が伴います。

まずは,室外機を開けていく。
あ,写真は草の生い茂る家の裏側で10年間放置プレイの室外機なので,
衝撃的な汚さだが,気にしないでいただきたい。

必要なものは,2番の+ドライバー一本のみ。


サイドのフタを外す。ネジの位置はたしかこんなところ。
見ながらそれっぽいところを外せば大丈夫。


次に,本体前側のケースを外す。
周りのネジを外すだけ。


外側の電源線を固定している金具を外し,
出てきた右上の金属カバーを外す。周りのビスを緩めるだけ。


出てきた。予想外にコンデンサには問題なさそう。
方向を変え,基盤清掃と接点復活を試みる。

写真は清掃後だが,蜘蛛等の虫の死骸などがたくさんいた。。。。


基盤の上で死んでいた虫から出ただろう謎の液体の清掃を試みる。


つかったものは,パーツクリーナー(笑)後々悪影響があるかもしれないが・・・。

本当は基板用クリーナーをオススメ。。



接点はコネクタ等を外し一回軽く磨いた後,市販の接点復活剤をごく少量塗り塗りまた元に戻す。
塗りすぎは樹脂に悪影響を及ぼす。
デジカメで写真を撮っておくと,あとで復元するときに困らない。

ここで一度作動確認。
基盤と配線をしっかりと固定し,部屋へ戻り電源ON
18度設定,風量最大。(強制冷房運転のほうがいいかも)


なんと動いた。室外機のファンも廻り,良く冷える。

外の気温は25度程度だが,配管むき出し部は露ができている。

あとは,逆の手順でケースを復元し,一応修理完了。

原因ははっきりしないが,基板上の虫の死骸等により漏電?
ICチップ等の制御がうまくいっていなかったのであると仮定。
なによりこのまましばらく動いてくれればうれしい。
・・・1か月経過後再チェックしたが,2時間程度見事に稼働。

・・・自宅には富士通のエアコンを買ったばかり(笑)
壊れないことを祈る!!

ちなみに,基盤交換なら電気店で注文可能(個人電気店のほうが融通利くかも)とのこと。
ただし,古いので在庫は確認しないといけないらしい。

また,電気店から聞いた話では,シーズンオフに待機電力節電の為コンセントを抜く人が多いが
これをやると基盤が早く壊れやすい気がするとのこと。
信じるか,信じないかはあなた次第!(笑)

電子部品は、熱に弱いので、室外機を直射日光から守るのも一つの寿命を延ばす方法でないかと思います。