デリカD:5 CVTフルード交換 DIY

2017年4月24日

純正CVTフルード(三菱 CVTフルード J1)が通販で安く手に入ったので交換を行います。(ディーラーでは5Lの交換で、約18,000円の見積もり)
また、より気持ちよく乗るために、一度オイルパンを外し、沈殿したスラッジなどを一緒に除去してみようと思います。

デリカD:5の純正CVTフルードは、年式により、J1とJ4があります。(J4の方が新しいオイルで、粘度が低く、低燃費のようで、確認したところJ1との互換性もあるとのことです)
取り扱い説明書で確認しましょう。

準備するもの

・CVTフルード (最低5L,今回は20Lで購入し、10Lほど使用)

 

・オイルジョウゴ

・CVTオイルパン用ガスケット (2705A015、ディーラーで約1,000円)
・ドレンボルト用パッキン(内径12㎜)

まずは、CVTフルードを抜きます。

たくさん抜きたかったので、一晩放置後に抜きました。ジャッキアップ不要でした。

CVT内部はゴミやホコリを苦手としますので、風のない日に清潔な工具などを使います。

ドレンボルトは、車両左側の助手席したにあります。

もぐると、薄いボルトがあり、19mmの工具で外すことができます。

抜いています。純正のフルードは緑色で、色が濃く変色していましたが、まだ透き通っています。

フルード交換だけでしたら、抜いたら上から入れるだけですが・・・・。
今回は、オイルパンもはずして掃除してみたいと思います。
フルード交換のみの場合は、"新油を注入します“まで飛んで読んでください。

オイルパンを外す

オイルパン外周のM6(10㎜工具)ボルトをたくさん緩めるだけで外れます。
風が少ない日にやらないと、ホコリが入るかも・・・。

必死だったので、写真が・・・いきなりですがオイルパンが外れました(笑)
オイルパンを外すときにオイルがこぼれるので注意。ボルトを徐々にゆっくり緩めていくと、車両後方からすこしこぼれるので、それを待ってから外すとラクです。
右の写真はオイルパン内部で、バルブボディが見えています。
(ストレーナーも変えた方がよかったかな~とちと後悔。でもツマリはなさそうでした)
サイドカバーやアンダーカバーを外さずに取り外せましたが、ゴミ混入リスクを減らすためにも外した方がよさそうです。

マグネット部には鉄粉が付着しており、真っ黒で泥のようです。
その他オイルパン部は、想定より汚れも少なく、ウェスでふき取っても、オイルが付着するだけです。
(ウェス左側は、マグネットを拭いたもの。右側はオイルパン底面を拭いたもの)

マグネットは張り付いているだけなので、外して拭いておきます。

綺麗になったマグネットを新品のオイルパンガスケットを乗せ、CVTに貼り付けます。

ボルトがたくさんあるので、中央から均等に、複数回に分けて締め付けを行いました。
相手はアルミなので、締めすぎ注意!
ドレンボルトも締めておきます。

ここまで終わったら、

新油を注入します。

抜いた分(含むオイルパンからこぼれた分)より少し少なめに注入します。(今回は、4.5Lほど抜けました)
走行後の交換などでは、熱でオイルの体積が増えますので、体重計などで重さを測ると良いでしょう。

注入は、レベルゲージ部から行います。
長めのオイルジョウゴをセットすると行いやすいです。

注入中・・・。新油は緑色です。
オイルジョッキや、ジョウゴはホコリの付着が無いように、事前に清掃しておきましょう。

注入したら、オイルレベルのチェックです。

レベルゲージのC~Hの範囲に油量が来ていることを確認し、エンジンを始動します。
油圧を上げるため、1分ほどアイドリングしておき、その後油温が70~80℃になるまで運転かアイドルをします。

オイルパン表面温度を計測するか、OBD2コネクタを使い、スマホアプリで確認可能

温度が上がったら、Pレンジか、Nレンジでアイドリング中に、レベルゲージをきれいにふき取ってから刺し込み、再度引き抜いて画像の範囲に油量が来ていることを確認し終了です。

今回は、ペール缶(20L)で購入していたので、もう一度抜いて、新油を注入しました。

一度に抜けるCVTフルードは、約7割で、残りの3割はCVT内部に残ります。
2回エンジンを掛けてかき混ぜてから抜いて、新油を入れてあげることで、約9割を新油に変えてあげることができます。
一度に抜ける量は、4.5Lなので、2回抜いても9L
20L缶を買えば、4回分はある計算になります。お友達と一緒に実施するのもいいかもしれませんね。