デリカD:5 スマホでCVTフルードの温度を確認する

2016年11月21日

デリカD:5乗りは少しは気になる?CVTの油温。
後期型というか、初期型のみCVTクーラーがあり、09型からCVTクーラーが廃止されています。
とは言え、アウトドアが似合うデリカD:5には多少無理してでもどこへでも出かけたい!
という人もいるでしょうし、牽引やジェットバックなどの負荷がかかる使い方を考えている人もいると思います。
オイルパンにセンサーを付ける人もいますが、あまり投資しなくてもよいCVT油温の確認の仕方をご紹介。

スマホ必須です。Androidスマホで動作確認。

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ELM327のBluetoothドングルを購入しておきます。2010年ころ購入したものですので、大型ですが、
今はもっと小型のものが発売されています。→Amazonで探す

スマホとのペアリングを済ませておきます。

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Torque Proというアプリをインストールします。
Proは有料ですが、日本語対応、拡張性も広く、ダイアグも見れるためオススメです。
使い方などは、さまざまなサイトで紹介されていますので、いろいろ見てください(笑)

ここでは、CVTフルードの油温を見る紹介をします。

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Advanced EX for MITSUBISHIというアプリもインストールします。
これまた有料ですが、油温計を買って取り付けることを考えれば安いものです。

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OBD2端子(運転席足元)に、ELM327ドングルを接続し、エンジン始動(またはキーON)します。

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Torque Proを立ち上げると、「Plugin settings」にAdvanced EX・・・・が追加されています。

そのアイコンをタップし、
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でてくる画面の、「Outlander II 2.0/2.4 CVT (4B11/12)」を選択。
デリカは、ほぼ日本専売なので、海外では扱いがない・・・・とはいえ、ほとんど先代アウトランダーの
コンポーネントを流用しているので、使えると判断しました。(項目はさすがに限られるかと)

そうすると、Torque Proに項目がたくさん追加されます。

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画面追加時にこの中から、「ATF Temperature」を選択してあげると、CVT油温が表示されます。
その他、気になる項目があれば、表示させてあげると面白いと思います。
項目が多く、かなりいろいろなデータを取得できると思います。

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私の表示例です。ATF TempがCVT油温。
始動直後と、安定後のスクリーンショットです。

気になる精度ですが、走行中、何度か停車し、昔秋月で買ったマルチテスターにレベルゲージからK熱電対温度計を差し込み確認したところ、~40℃はやや低めの温度を表示しますが、40~90℃くらいでは、±3℃くらいの値を表示していました。テスター側の表示精度もわかりませんが、十分実用域だと思います。

外気温が20度くらいの時に、2名乗車高速道路を100km/h定常で走行しても、CVT油温は90℃で安定していました。
負荷がかからない走行では、そこまでCVT油温にシビアにならなくてもいいのかな?というのが感想です。