デリカD:5 エアコンスイッチが点滅 DIY格安修理&トラブルシューティング
冬のある日、デリカD:5のエアコンスイッチが点滅してしまいました。
DIYにて故障探求&修理に挑戦、1000円以下で修理完了した記録です。
点滅していたのは、エアコンダイヤルの真ん中のコンプレッサースイッチの雪印部。
どうも、これが点滅すると、「ガス圧異常」とのこと・・・。
エアコンを入れなおしたり、エンジンを掛けなおしても、しばらく走るとまた点滅…
暖房シーズンなのであまり困りはしていないのですが、夏までには修理が必要なようです。
トラブルシューティング(故障探求)
まあ、ヒヤヒヤしていても車は直らないので、故障探求をしてみます。
様子を確認します。
外気温は1桁代ですが、コンプレッサーは動くだろうということで、温度調整を温度最低に設定し、エアコンを作動させます。
エアコンの雪印マークを付けたり、消したり 通常は、コンプレッサーのマグネットクラッチの「カチッ」という作動音がします・・が
聞こえません。どうも、コンプレッサーは作動していないようです・・・。
コンプレッサーが作動していないのは、可能性2つあると思っています。
①マグネットクラッチの故障 or マグネットクラッチまでの電気回路の故障で、クラッチがONにならな
②ガスが抜けきっていて、A/C制御がコンプレッサーを入れに行かない(保護制御)
②の場合は漏れ点検から始まり修理でかなり高額になることを覚悟しないといけません。
いやーまいったなーと思ったのですが、冷静にもう少し様子をみていると、スイッチのON/OFFに合わせて、マグネットクラッチは作動していませんが、ラジエータ部のファンはスイッチ操作に合わせて回ったり止まったりをしています。
つまり、「エアコンは動かそうと制御している」と考えました。
よって、①の可能性が高いということを感じ、次の点検に進みます。
電気系統の故障を疑い始めたので、ヒューズの点検を行います。
エンジンルームに設置されたヒューズボックスがあります。
矢印の蓋を開けます。
開けると、ヒューズやらリレーがたくさん並んでいます。
まずは、ヒューズの点検です。蓋の裏に場所が記載されています。
エアコンは、雪印がこの位置にあり、10Aヒューズが刺さっています。
赤いヒューズです。
しかし、見ても切れていませんでした。
せっかくなので、リレーも点検・・・したいところですが、目視では点検できません。
しかし、リレーは規格もののようで、リレー同士交換ができます。交換して作動の様子をチェックします。
エアコンのリレーはココです。
リレーした3つの一番右側ですね。
左隣のリレーがホーンのリレーで、エアコンのリレーとホーンのリレーと一時交換してみます。
少し力が要りますが、指先でつまんでグリグリすると抜き取ることが出来ます。
差し込むときは、端子の向きを確認して押し込むだけ。
結果・・!あっさりとエアコンが作動しました!やったぜ!
そして、エアコンに使っていたリレーを付けた、ホーンは鳴りません。
ということで、リレーが悪かったようです。
ホーンがならないと保安基準に適合しなくなるので、リレーを戻します。(冬だという事もあります)
後日、リレーを購入し交換しました。工具なくすぐに交換できるところも良いですね。
純正リレーは、部品番号:8627A030 ディーラーや通販でも購入できます。
考察
簡単なトラブルで良かったです。修理も非常に安く済みました。
エアコンコンプレッサーは作動中は条件に合わせてON/OFFを繰り返しており、それの制御をしているリレーもON/OFFしているため
おそらく、接点が消耗したのではないかな、と思います。
10年/10万キロはとっくに超えているため、寿命と判断しました。ホーンなんかはほどんど使わないためまだまだ使えそうですね。
エアコンスイッチの点滅はガスが抜けきった時等におこるものと思っていました。
今回は、点検はしていませんが修理後は特に問題なく動いているためガス圧は正常な範囲だったのだと思います。
その後の暖かい日中にはしっかりと冷風が出ていました。
おそらく、コンプレッサーをONにしているのに、A/Cガス圧(センサーがついています)に変動がないため、ガス圧異常と判断して
スイッチを点滅させたのではないか?と思います。
もちろん、リレー交換後にはスイッチ点滅は発生していません。
デリカD:5のエアコン故障でお困りの場合、このケースと同じ故障であれば、工具もいらない、費用もかからないということで
初めに確認してみても良いかも知れませんね!
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