ロアアーム ボールジョイントブーツ交換[デリカD:5]

2016年11月20日

タイロッドエンドブーツ交換時に、ボールジョイントブーツのヒビも気になりましたので、交換することにしました。

ブーツは、純正品番:MR455070、社外品では、大野ゴム製 DC-1649が適合です。

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まずは、ロアアームのボルトを緩めやすくするために、サイドカバーを取り外します。

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ロアアームの前側のボルトを緩めることができます。

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ロアアームの後ろ側のハイトセンサーを取り外し、後ろ側ブッシュのナットを緩めます。

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タイヤ側のナックル下にあるナットをユルメてボルトを引き抜きます。

すべてのボルトが外れていれば、下に押しぬく形でロアアームが外れます。

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外れました。

ブーツの交換だけなら、実はアームを外さなくても行えます。
今回は、後ろのブッシュからの異音対策も実施します。

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古いブーツはヒビが多く、深い亀裂もありました。
マイナスドライバーを打ち込み、古いブーツを外します。

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外れたら、古いグリスをウェスでふき取り、新しいグリスをボールジョイントと、カバー内にも充てんします。
整備解説書ではシェル サンライト(リチウムグリス)が指定ですので、リチウムグリスを充填します。

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ちょうど良い塩ビパイプでブーツを打ち込みます。

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寒い日にギコギコ異音が出始めた後ろ側のブッシュにシリコングリスを塗ってみました。
シリコンスプレーで異音が小さくなったので、効果を狙って”これでもか!”と押し込みました(笑)

あとは、逆の手順で、アームを組み付けます。
前側のブッシュは仮締めにしておきます。

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いい艶です(笑)

アームがうまく入らない場合は、ショックアブソーバーの下のボルトを外して、
ブレーキローターごとナックルを左右に動かしてあげるとすんなり入ると思います。

ブレーキのバックプレートで新しいブーツを切らないようにしましょう。

・・・・実は、反対側を切ってしまい、部品再注文中です・・・トホホ

最後に、接地して軽く車を前後に動かし、ブッシュのこじれをとってからから、
ロアアームの前側を再度締め付けます。
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ハンドルを切れば、締め付けることができます。
これにて、終了。。。