バッテリーの充電状況と、CCA値の関係

マイカーは2台ありますが、そのうち1台はほぼ週末しか乗りません。

バッテリー管理の為(無駄な予防整備はしたくない)、CCA値を計測できるテスターを数年前に購入し
使用していますが、どうも週末のみ乗る車の計測値のバラツキが気になりました。
理由は、充電状況でバッテリー内部抵抗が変化し、CCA値が変わってしまったこと。
以下、裏づけのための実験結果です。

テスターの取り扱い説明書やネット上の資料にも正確な測定方法は、まず充電をすることが必要と書かれていました。
まずは、手持ちの状態のいい42B19L国産バッテリーの開放電圧を変化させCCA値計測を行いました。

条件は、電気負荷(2オーム抵抗:約6A)を掛け消費させ、負荷解消後30分以上放置した状態での電圧とCCA計測です。13V以上の計測は充電後30分以上放置させての結果です。
結果は以下のグラフのようになりました。

cca

手持ちテスターの校正はしていない為、精度は不明ですが、量販店店頭のものと差がほぼ無いことは確認済みです。

満充電状態の電圧とされる、12.6V以上では、CCA値にバラツキは少ないですが、
電圧が下がるに従い、CCA値も落ちてきています。

この結果から、CCA計測時やCCAによってバッテリーそのものの良否を判定する為には、満充電状態が適切と言えると思います。
近年主流の充電制御車や、アイドルストップ機能付きの車両では、長時間の走行で満充電になっているとは限らない為、計測前には充電器での補充電も有効ではないでしょうか。